情報セキュリティマネジメント試験、
独学で足りるか
参考書1冊で受かる人もいれば、最初の数週間で止まる人もいます。差はIT知識の有無より「迷う時間をどれだけ削れるか」だと考えています。
情報セキュリティマネジメント試験(以下SG)は国家試験の中では易しい部類だと言われます。実際、午前問題は過去問の使い回しが多く、市販の参考書1冊と問題集を往復すれば独学でも十分届く範囲です。それでも毎回一定数、午後問題の記述形式で止まる人が出ます。読解力の問題ではなく、「正解が一つに絞られない聞き方」に慣れていないだけのことが多いようです。
| 評価軸 | 独学(参考書+問題集) | オンライン講座 |
|---|---|---|
| 想定学習時間 | 50〜100時間(社会人だと2〜3ヶ月が目安) | 同程度だが、進め方の指示がある分迷う時間は減る |
| 費用感 | 参考書・問題集で数千円程度 | 月額制サブスクが多く、終わるまでの月数分が積み上がる |
| 止まりやすいポイント | 午後問題の記述形式に慣れるまで | 料金が発生し続ける分、惰性で続けてしまう人もいる |
| 向いている人 | IT系の基礎用語にある程度慣れている人 | 初学者で、何をどの順で読むか自分で決めたくない人 |
※ 学習時間・費用は一般的な目安であり、個人の前提知識や学習ペースによって変わります。
独学が向かないのは「進め方を決められない人」
独学最大の落とし穴は、参考書の選定と学習計画づくりそのものに時間を使ってしまうことです。IT系の業務経験がある人なら最初の1冊で迷う時間は短いですが、まったくの初学者だと「この参考書で合っているのか」という不安が学習を止める一番の要因になります。
オンライン講座はここを丸ごと外注できる代わりに、月額課金が発生します。聞く範囲では、SG向けのオンライン講座は月数千円〜1万円台のレンジが多いようです。独学側の参考書代(数千円程度で完結することが多い)と比べると、続ける月数次第で差は簡単に開きます。それでも、半年ずるずる独学を続けて結局受からなかった場合の機会損失まで含めると、自分は迷う時間の方が高いコストだと見ています。
独学が「向いていない」のではなく、迷っている時間そのものが一番のコストだと考えています。
継続課金型である点は引いて見ておく
正直、ここは独学側が圧倒的に楽だ。オンライン講座のほとんどは買い切りではなく月額制のサブスクリプションで、短期で終わらせれば独学とのコスト差は小さく済むが、ずるずる引き延ばすと支出は積み上がる。受講後の感想をXで何件か見ていると、「最初の1〜2ヶ月で開かなくなった」という共通点のある投稿が目立ちます。半年講座に通って結局更新し続けた知人も1人知っています。課金が止まるのは合格したときではなく、自分が決めた期限が来たときだと思っておいたほうがいい。
結局、お金より時間の話だと思う。
自分なら、IT系の基礎用語に抵抗がない人は独学から始めて、午後問題で2回続けて止まったタイミングで講座を検討する。最初から講座に頼る必要はない、というのが今のところの結論です。